LightningPeach Walletの紹介

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今回はLightning Networkの研究チームであるLightningPeachがリリースしたLightningPeach Walletについてのご紹介です。本ウォレットはまだテストネット版、かつベータテスト期間中でまだまだ開発途上ですが、とてもユニークな機能があり必見です!


LightningPeach Wallet

Lightning Networkを専門で研究調査しているLightningPeachがテストネット版としてリリースしたデスクトップ型のウォレットです(ダウンロードはここから)。このウォレットはLND上で動作することが前提ですが、ウォレットに付随されているので、自前でインストールする必要はありません。ただし、ビットコイン(bitcoind)がPC上で稼動している必要があります。


新機能

LightningPeach Walletの特徴として3つの機能があります。(これらの機能はLightningPeach Wallet同士のみで可能となります)

  • インボイス不要のライトニングペイ
  • Lightning IDを使って、ビットコインの送受金がオフチェーンで可能です。通常のライトニングペイは受取者がインボイスを発行し送金者へ送付しないと、送金できませんが、この機能は直接送金者から受取者へコインを送金できます。

  • ストリームペイメント
  • 毎秒単位でビットコインの支払いができる機能です。例えば、動画や音楽のストリーミングをしている間、支払いをすることができ、視聴をやめたところで支払いが止まるようなサービスを作ったりできるようになります。

  • アドレス帳
  • ライトニングノード毎に名前をつけることで、支払い先相手を選択することができます。これによって、いちいちLightning IDを覚えておいたり、コピー&ペーストする必要がなくなります。


実際に使ってみた

今回はWindows版をインストールしてテストネット上で使ってみました。

(1)プロフィール画面

セットアップが完了し、プロフィールを確認します。Lightning IDとはノードIDのことです。


(2)チャネル開設

チャネルタブからチャネルを開設します。カスタムチャネルにチェックをすると指定したLNノードとの開設ができますが、チェックなしでデフォルトでまずはチャネルを開設します。このデフォルトは、LighningPeach Walletノードとチャネルを開設してくれるので、新機能のLightnig IDを使ってインボイスなしにライトニングペイしたり、ストリームペイメントが可能になります。


(3)ライトニングペイ!

通常のライトニングペイですが、Toで送金先を選択するだけで、インボイスなしで送金できます。これはすごい!


(4)ストリームペイメント

ストリームペイメントはまず、毎秒いくらのコインを送金するかと、送金時間の上限を設定します(本例は1秒ごとに10satoshiで60秒を上限としています)。設定完了後、再生ボタンを押すことで1秒ごとにコインが送金できました。これもすごい!


所感

ライトニングの仕様上、現状は受取者がまずはinvoiceを発行し、それを送金者へ渡さないと支払いができませんが、LightningPeach Walletを使うと送金者がいきなり受取者に支払いができます(受取側のウォレットが起動している必要はありますが)。LightningPeach Walletを持っている人同士であれば、お互いがIPアドレスを公開することなくライトニングペイできるので、今後モバイルウォレット対応したりできるととても便利になると思われます。

ストリームペイメントも面白い機能ですが、現状はウォレット同士でストリームペイメントは使わないかなと思います。ただ、この機能により動画や音楽も聞いている間に支払うということができるので、今後のマイクロペイメントのあり方が大きく変ってくるかもしれません。

現状、ベータテスト期間で支払いや受取がうまくできないことも多々あります。他にも、チャネル開設時のファンディングトランザクションを作るときに手数料を指定できず、なかなかトランザクション承認が得られなかったです。今後の改善に期待したいです。


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